Australia生活。Brisbaneを中心に。

1年間、AustraliaのBrisbaneに住んでみて。ブリスベンの情報や、オーストラリア全般に共通する話、旅行に行った先の紹介などをしていきたいと思います。Visaはワーキングホリデー。諸事情あってゆるゆると生活しております。

【英語】自分の英語力の振り返り。語学学校の振り返り。

 

こんばんは、ケイです。

新しい仕事を始めてまた英語を勉強しなくてはという気になったり、そろそろワーホリも終盤に入ってきたりといったことで、ところで、今までの私の英語の上達具合というものはどの程度のものなのかということを振り返りたくなりました。

 

そもそも英語力の向上は目標だったのか。

このブログでは何度も書いていますが、私のワーホリの第一目標はHolidayです。休みを取ることです。(下記記事も参照)

 

australiakei.hatenablog.com

 

とは言ってもやっぱり英語を話せるようになったら良いなー、ちょっと勉強できたら良いなー、とはざっくり思っていました。

 

そもそも自分の英語力はどの程度だったのか。

英語専攻でもなんでもなかったので、社会人になってから英語を勉強したことは一度もなく。渡航前も何も勉強していませんでした。

ただし、NZとカナダに各3週間ずつ短期留学の経験が学部生の時にあり、しかも英語の単位を読み替えるためにTOEICの勉強は少しだけしたため(600点以上必要だった)、学部生の時に720点を取得。大学院入試のためにひたすらReadingだけは勉強したというのが最後でした。

TOEIC720点というのを一般的な英語レベルに換算するとUpper-Intermediateに読み替えられることが多いようですが、しばらく勉強していなかったし、文法も実は苦手。SpeakingもListeningも弱め。語彙少なめ。

 

それでもUpper-Intermediateに入れられた。

語学学校には3か月通ったのですが、入学時のテストを経て、Upper-Intermediateに入れられました。ただし、私が行っていた学校はUpperも2レベルあり、私は下のほうのUpperでした。

しかし、自分の英語力がUpper-Intermediateのはずがなく(入学時、自分の英語はどのレベルだと思うか、という質問にBigginer4段階のうちの上から2番目にしました)。文法が他の国の人よりできるということと、Speakingのテストが自己紹介で、何も勉強してこなかった私でも『自己紹介だけは絶対することがあるだろう』と、練習をしていたため、それを披露してしまった結果、喋れると勘違いされたことによるものと思われます。

 

入学一週目は泣きそうになるほど辛かったです。

べらべら話すラテン系の人たち。私とペアになると会話練習がスムーズにできず、迷惑をかけている気分がすごい。こいつ喋れないやつだって思われているのではないかという不安感。質問や説明が理解できずとも、それを質問する英語力もない。それでもワークをさせられる。とんでもなく辛かったです。

 

私の学校は午前中の授業がメインで、Afternoonにも選択制のクラスがありました。そして自分の選択の結果午後にはIntensiveのクラスもありました。

 

家に帰って泣いて、レベルを変えてもらうことにした。

午前中のメイン授業よりも、AfternoonとIntensiveの授業はもっとしんどく、家に帰ってから同居人に泣きつきました。

そして、「そんなAustraliaまできてしんどい思いする必要ないんだから、レベル下げてもらいなよ。勉強するのそんなにしんどかったら学校も英語も嫌いになっちゃうよ」という今思えば至極全うなアドバイスを受けました。渦中にいると、自分の当たり前のこともそう感じられなくなってしまいますよね。

納得し、次の日に午前以外の2つの授業をIntermediateにレベル変更してもらいました。なぜ午前中の授業を変更しなかったかと言うと、なんだか、全部変えてしまったら負けなような気がしたからです。

 

それでも、入学4日目くらいにやっぱり午前中もこれではダメなのではと思い、思い切って担当の先生に率直に話しました。

「自分のレベルはUpper-Intermediateではないと思うので、レベルを下げたい。既にAfternoonとIntensiveはIntermediateにレベルを下げている。」と話すと、先生は「Essay課題を出すから、それを明日までに書いてきて。それを見てレベルを判断してあげるわ。」と。翌日をそれを提出し、同日に再度話す機会をもらい「Essayを読んだけど、あなたはUpper-Intermediateよ。どうしてもしんどくて下がりたいというなら下がっても良いけど、恐らくあなたには簡単でつまらないと思うわ。決めるのはあなただけど…」と言われ、そのままのクラスで頑張ることにしました。

 

2か月目に入り。

私の学校は月1でレベルアップ(もしくは維持)の発表、面談があります。私はもちろんその月にレベルアップすることはなく、面談ではListeningをもっと勉強するようにということ、文法的に正しくなくても良いから、とにかくSpeakすることを言われました。そして何よりRelaxして授業に臨むこと、完璧に理解することを目指さないことを言われました。最後には「やっぱりあなたはUpper-Intermediateよ。私が約束するわ。」と。

Upperの授業はやっぱりついていくことに必死でしたが、クラスに友達もでき、授業中にわからなくても友人に聞くということができるようになりました。気づいたことは、わからないことをクラスメートに聞いても、それはクラスメートにとって嫌なことではない、ということでした。私が理解できていないことをわかりやすく私に対して説明するということは、相手にとっても英語の練習になるのです。それがわかってから、だいぶ授業を受けることが楽に、少しずつ楽しくなりました。

また、午前中にUpperの授業をとっていたため、Intermediateの授業は簡単に感じられるようになり、2か月目からはAfternoonの授業をUpperに変更しました。

 

仲の良い友達、クラスメートも増え、クラスにいること自体の苦痛度合いはぐっと減りました。

 

この月に、私の転機が訪れます。私の学校ではどのクラスもPresentationの授業があり、レベルごとに設定されたテーマで5~8分程度のプレゼンを課されます。いつもの授業と違うところは『準備、練習ができる』ということ。

もともとPowerPointを使うことには慣れていたので、視覚効果に何とか自分の英語の拙さを助けてもらおうと、しっかりと作りこみました。そして、何度も練習をしました。Upperになると本番はメモを見ることが許されないのです。

前の月にもプレゼンはあったのですが、内容がちょっと特殊で、一般的なプレゼンとは少し違ったため、今回が初めてのようなものでした。

練習のかいあってか、プレゼンは大盛り上がり、予想以上にウケたのでした。この時に、あぁ、自分も少しは英語が喋れて、クラスのみんなと同じ土俵に上がれているのかもしれないと感じたのでした。

 

3か月目に入り。

またも面談ではレベルアップはせず。そりゃついていくことがやっとできるようになってきたのに、アップなわけないのです。そして先生からはもっとRelaxすること、そしてConfidenceを持つことを言われました。プレゼンの評価は最高レベルものでした。

そして3か月めには難関であるIntensiveもUppperに変更しました。

2か月目のクラスメートと、その月の終わりにパーティをひらきました。友達の家にみんなんで集まっただけだったのですが、歌い、踊り、とても楽しかったです。

 

自分の英語力に悲しくなることはしばしばあって、そのたびにカフェでぼーっとしたり、川を見てぼーっとしたりすることはありましたが、クラスでも発言ができるようになったり、またもそこそこのプレゼンを行うことができるようになったりと、明らかに学校にいること、授業を受けることの苦痛が減っていきました。

 

そして、自分の卒業の日が来ました。結果としてはUpper-Intermediateの下のレベルだったのが、上のレベルにアップしました。とはいえ、まだ周りのように長文をすらすらと話せるわけでもなく、語彙は少なく(これは最後に先生にも言われました)、発音もイマイチで、Listeningも周りには及ばない私が、なぜ、と。

率直に先生に上記について話すと「ケイ!!またそういうこと言って!!私がPromoteだって言ったらPromoteなのよ!!信じなさい!!」と笑われました。そして「あなたに必要なのはやっぱりRelaxとConfidenceよ!!」と。

 

最終日には卒業生のためにしばしばBBQが開かれるのですが、私の卒業にもクラスメートが企画してくれ、たくさんのクラスメートがBBQに参加してくれました。

 

語学学校を振り返って思うこと。

語学学校では、自分の英語力の低さを回りと比較して悲しくなることが非常に多かったです。しかし、少しずつ日常会話が成立するようになってからは、コミュニケーションをとることができ、クラスメートとの交流が生まれ、遊んだりすることも出てきて周りに助けながらなんとか過ごし切ったなという気持ちがあります。日本人が絡みやすいのはもちろんですが(Upperにはあんまり日本人がいなかった)、他の国の人もこっちがノリ良く話しかければ、ノリ良く返してくれることが多いのです。また韓国人の女の子は女子っぽくキャッキャキャッキャと絡んでくれます。

友人はもちろんですが、私の場合は先生にも救われたなぁと。自分に足りないものが何なのかを適切に指摘し、empowermentしてくれました。1か月目にテキトーに、しんどいなら下がって良いよと言われていたら、また違った結果だったと思います。

語学学校は、毎日授業に参加して、さらっと復習していればそれ相応に力はついていくものだと思います。だってそれだけで努力なんだもん。

 

英語力は伸びたのか。

では、英語力はどうなのか。結論、TOEICに反映されるような伸びはなかったと思います。少しListeningが上がったとか、少し文法事項が整理されたとか、そういったことはあっても、劇的な伸びはなかったと思います。

ただ、生活する上での英語力は伸びたと思います。というのは、とりあえず喋ってみる力はついたと思うからです。なんて言えば良いんだろうと、頭で考える前に(考えながら)口に出してみる。これはコミュニケーションをとる上では非常に大切なことなんだと思います。

 

長くなったので、その後の英語力の振り返りはまた今度。