海外滞在での英語力について。

英語ができないと、英語圏で生きていくのはそれはもちろん大変です。

ある程度、簡単な質問をするとか、答えられるとか、日常を生きる上で必要な英語力を身につけるまでは生活そのものに不自由さをそれなりに感じると思います。

ただ、長期滞在にとってはそれ以上に、そのラインを超えたときのもどかしさのほうが大きいんじゃないかなと思います。ある程度簡単な質問に答えられるようになると、スムーズに会話できないもどかしさや、伸びが実感できないイライラとか、そういうことを感じるようになることがあります。

特に真面目な人ほど陥るところなのかなと思います。１年くらいの海外滞在では、英語がネイティブ並みにしゃべれるようになるのは無理だ、と私は思っています。それどころか、住んでいるだけでは英語が身に着くことはなく、必ず努力が必要になります。海外は、周りに英語を話すネイティブがいたり、実践できる環境があるという、英語を身につけるための練習環境が整っている、日本よりふんだんにあるだけで、はっきり言って努力なしにはそれ以上伸びません。

私が個人的に英語でつらくて、もう日本に帰りたいと思ったのは大きく２回。１回目は語学学校で自分のレベルより高いと思われるクラスに入れられて、周りがべらべらしゃべる中で自分がしゃべれないみじめさを感じたとき。そして最近、半年以上海外に住んでいるにもかかわらず、語学学校卒業時よりも喋れなくなっているのではないかと感じているときです。

語学学校では当然すべてが英語で、友達も日本人もいたけど外国人もそれなりにたくさんいて。ListeningよりもSpeakingに大きな衰えを感じます。

先日ネイティブのご家庭に招待される機会があり、そこで自分のしゃべれなさのもどかしさがひどくて、落ち込んでいました。でも努力する気力もだんだんになってきて、今ではだいぶなくなってしまっている。さて、この状況を脱するためにどうしたら良いのか。少し考えて、次回まとめたいと思います。