Australia生活。Brisbaneを中心に。

1年間、AustraliaのBrisbaneに住んでみて。ブリスベンの情報や、オーストラリア全般に共通する話、旅行に行った先の紹介などをしていきたいと思います。Visaはワーキングホリデー。諸事情あってゆるゆると生活しております。

お仕事探し 3:トライアル編

こんにちはケイです。

今日もBrisbaneは良い天気です。ここのところ少しずつ暖かくなって、冬ももう終わりなのでは…という感じですが、たまに夜に薄いコートがないと寒いくらいになるので油断はできません。昨日なんかは夜少し寒かったほうかなと思います。でも昼間は半袖でいけます。さすがに夜のことを考えると勇気が出ないので半袖は着ないですけど笑

さて、前々回のお仕事探しの続きです。このブログを一体何人の人が見ているんだろう?と思いながらも、いつか誰かの役に立つかもしれないという淡い期待を込めて更新していきたいと思います。

「じゃぁ明日トライアルに来て」と言われたお店に、次の日いざ出勤。前日に言われていたように、黒いスキニーパンツと黒いスニーカーで出勤。私はレジュメ配りするときはいっつも黒のスキニーパンツと黒いスニーカーを着ていました。どうやらこれがAustraliaのHospitality業界の定番らしい。たしかにどこのお店も黒いスキニーパンツと黒いスニーカー着用。

なので、Australiaでワーホリをしようっていう人は日本から持ってくることをお勧めします。でも私の履いているスニーカーはNIKEで、スキニーパンツは持ってなかったのでUNIQLOで買いました笑 なので全然Australiaでも調達することはできます。

前日の時点でわかってたけど、やっぱりお店の人は日本人じゃない。でも少しだけ日本語を話す人がいるっていう感じ。でもそれもカタコトな感じでしかも簡単な質問しかできなそう。完全英語環境と言って良い感じ。しかも話せるのはシェフの人だけだったからホールのことを教えてもらう時は全て英語。

ホールのキレイなお姉さんがいろいろ教えてくれました。ユニフォームは羽織ものみたいなやつで、それに腰下のエプロンをする感じ。小さい個室に何枚かかけてあって、そこから一枚とってくれた。「あれ?共用?」みたいに思ったけど、まぁ言われるまま着ます。

初日にやったことは、何の説明もされてないけどコース料理を運ぶこと。そのお店は目の前の鉄板でいろいろ焼いてくれるスタイルで、その料理をお客さんに渡していく。見様見真似で渡していく。オージーのお客さんはとても感じが良いので”Thank you”とかいっつも言ってくれる。

お姉さんに「この料理は何か必ずお客さんに言って。なんの料理が出てくるかはどのコースか確認して、なんていう名前かわかるようにしておいて。じゃないと、自分が頼んだコースにはない料理をふるまわれてしまってもお客さん気づかないから」と言われる。もっともな話だが、まずどのコースだか教えてくれよ、と思ったけどそれは私の気が十分に回ってなくてチェックしきれなかった部分だと思うことにする。

少しして、「おしぼりを5個くらい用意して」と言われる。お客さんは10人くらいいるのになんでだ?と思ってきょとんとしていると、「落ちた時のため」「備えるの」とか英語で言われる。私の英語力のせいで意味わからないんだな。と納得してとりあえずおしぼりを用意する。

すると、鉄板のシェフがお客さんに向かって生卵をフライ返しを使って投げだした

説明してなかったが、この店には鉄板を囲むように席があり、そこにお客さんが座っている。器を持ったお客さんに生卵を、山なりに飛ぶように投げるシェフ。もちろんキャッチするのを失敗する客もいるわけで。そこにおしぼりを持っていく。

日本人だったら絶対しないパフォーマンス。恐るべしエセジャパレス。

そこで少しここでは働きたくないな、なんかモラルに欠けるなと思いつつ、せっかく見つけたお店。ここを蹴ったらまた次が見つかるのにどのくらいかかるかわからないという漠然とした不安。このくらいは我慢しなくちゃと思いました。

そして3時間を終え、前日に話したオーナー?マネージャー?のおばさんとまた話す。「全部でトライアルは3日間。明日も来て。」といわれる。次の日には語学学校で一緒だった友達が日本に帰るのでごはんを食べるから来れないと伝える。仕事を失うのが怖いという思いもありつつ、このくらいの主張が通らないようではきっと働き出してからも自由に休みが取れないだろうと思って言ってみた。「あぁ、全然大丈夫。明後日は来れる?」みたいな感じで快諾してくれた。なので明後日来ることに。

ユニフォームは何をするでもなくもとあった場所に返す。おそらく、共用で、しかもその都度洗濯するわけでもなさそうだ…。あぁ、気持ち悪いな。と思いながらもとりあえずトライアル1日目は終了。トライアルはお金が出ないとも聞いていたので(ここのお店の人の事前に直接言われたわけではない)、給料はなし。

ユニフォームの汚さ、食べ物を飛ばすというモラルのなさに少しもやもやしながらも、トライアル一日目を終えたのでした。

つづく。